治療活動 | 患者様の問題を解決する為に必要な「スタッフ・設備/機器・お金・業務実行の仕組み」を準備し、個々の患者様に応じた適切な医療サービスを提供すること。 |
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利益確保 | 上記の様な医療サービスの提供によって、適切な利益を確保すること。 |
空間を越える | 他の場所で、あるいはどこからでも患者情報を取り出し、処理(見る・確認)をすることができる。 |
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利益確保 | 大量の患者データをコンパクトに保存できる。 |
時間を活かす | 短い時間で情報を収集して利用することができる。 |
量の限界を超える | 大量の患者データをコンパクトに利用できる。 |
質の限界を超える | 複雑な処理(多面的な情報利用)を正確にできる。 |
これまでの医療機関における電子化の実態は、「紙」運用を「電子」運用に変えるという「電子化のための電子化」となっています。
現在の医療行政は、「どこでもMY病院構想」や「シームレスな地域医療連携の実現」といった各施策にもあるように、各2次保険医療圏単位における地域連携を基本とした、地域住民中心の医療サービス提供の仕組みを構築しようとしています。
こうした現状を踏まえたこれからの電子化は、経営戦略を達成するための情報活用ニーズと、業務プロセスを実現するためのインフラとして、より具体的な目標設定を必要とすると考えます。
今後は、一般企業的なICT技術活用によって、経営効果に直結する情報活用を追求していくべきではないでしょうか。
例えば、ICT活用によるマーケティング分析を充実させることにより、効果的なアプローチ活動に繋げることは可能です。
また、業務プロセスを効率化することによって、外来待ち時間の短縮やケア時間の創出、医療安全の向上に繋げることも可能となり、患者サービスを向上させることも可能です。
これからの電子化は、明確な効果目標と稼働後の効果測定に基づき、改善を継続していくことが重要であると考えます。